1: イス攻撃(長野県)@\(^o^)/ 2015/10/08(木) 20:15:13.47 ID:JcLc0gfu0.net BE:323057825-PLT(12000) ポイント特典
日本の地名は、漢字2文字で書き表されるケースが非常に多い。

例えば、北海道以外の都府県を見ると、神奈川、和歌山、鹿児島以外はすべて漢字2文字だ。これは、なぜなのだろうか。古代、日本の地名の文字数はバラバラだったが、8世紀初頭に突然、2文字に揃えられたのである。

平城京に都が遷されて間もない和銅6(713)年、律令政府は各国に以下のようなお触れを出した。

「諸国の郡名、里名を、好い字の二文字に改めて定着させよ」

これが、「好字二字化令」と呼ばれるものだ。

当時の日本が手本にしていたのは、世界最高の先進国である唐だった。そのため、朝廷は遣唐使を差し向け、唐のシステムを貪欲に吸収していた。「何事も唐に倣え」というのが、当時の日本のスタンダードだったのだ。

そうした事情から、地名についても唐と同じように漢字2文字を選んで表記することになった。つまり、地名に漢字2文字が多いのは、古代日本の国家方針だったわけだ。

10世紀初頭に成立した『和名類聚抄』という史料には、当時の国名が記載されている。これを見ると、すべての国名が漢字2文字で揃えられている。国の下に位置する郡についても、例外は薩摩国の鹿児島郡ひとつだけという徹底ぶりだ。

おそらく、表記のバラつきを嫌った中央の役人が、各地の国司に厳命したのだろう。今も昔も、役人というのは杓子定規に事を運びたがるものだ。好字二字化令は、戸籍の作成には便利だったと思われる。
しかし、それまでバラバラの文字数で表記されていた地名がいきなり2文字にされたため、無理も生じた。例えば、3文字以上で表記されていた「波伯吉国」は「伯耆国(ほうきのくに)」となり、「吉備道中国」は「備中国」に改められた。

逆に、1文字を2文字にした例も多い。「粟国」は「阿波国」に、「木国」は「紀伊国」に、「泉国」は「和泉国」となった。こういった2文字化が、現代に残る難読地名の源泉になったことは、間違いないだろう。

なぜ日本の地名に漢字2字が多い?驚愕の理由が!
http://news.livedoor.com/article/detail/10681919/

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